No.016 特性ロックで有利に立て! Mミュウツーダスト!!【デッキレシピ】
こんにちは、ぴかちょこです!
今回ご紹介していきますのは「Mミュウツーダスト」です。
早々と持っていくのを諦めたデッキではありますが、こちらもチャンピオンズリーグにて使用する候補としておりました。
どんなデッキかな?どう戦えばいいのかな?
と感じている方はぜひご覧ください!
さて!!!!!
1.デッキ概要と構築
このデッキのイメージとしては「ダストダス」を絡め相手の動きを抑制しつつ
ミュウツーEXの「チェンジダメージ」やMミュウツーEXによる「サイキックインフィニティ」で
盤面の整地が綺麗にとれるコントロール寄りのデッキタイプかと思います。
実際問題として「チェンジダメージ」による耐久性はかなりのものです。
このデッキの負け筋として一番起こり得るのがミュウツーEXを一撃で倒されてしまうことです。
ですが致命傷に相当するダメージだとしてもHPが残ってさえいれば相手のポケモンにダメージをなすり付けることができます。
このデッキは早々とゲームを収束させるためのパワーを持ち合わせていません。
もちろんエネルギー加速がうまく機能することができればそう言った勝ち筋もあります。
デッキレシピに移りたいと思いますがおそらくとてもシンプルな形になっています。
ボルケニオンデッキを構築する段階でも「安定」や「丸み」を重視していきましたが
このデッキは原案の時点で素晴らしく今の形のままで十分だと感じました。
以下がレシピになります。
・ポケモン 14
MミュウツーEX 3
ミュウツーEX 4
フーパEX 1
シェイミEX 2
ヤブクロン 2
ダストダス 2
・サポート 11
プラターヌ博士 4
N 3
フラダリ 2
オカルトマニア 1
ゴジカ 1
・グッズ 22
バトルサーチャー 4
ハイパーボール 4
トレーナーズポスト 2
バトルコンプレッサー 1
メガターボ 2
すごいつりざお 1
ミュウツーソウルリンク 4
かるいし 3
・スタジアム 4
記憶のほこら 2
パラレルシティ 2
・エネルギー 10
超基本エネルギー 6
W無色エネルギー 4
もともとM進化を使って攻めていくデッキですので、ある程度の事故は起こりかねません。
ソウルリンクと進化元、そして進化後が揃ってこそ真価を発揮しますので安定感を重視していくのは少し難しいです。
ですがそれを言い訳にして「事故ったら仕方ない」というわけにもいきません。
そこを頭に入れて構築してしまうとどこかで甘えが生じ、勝率も目に見えて落ちることでしょう。
進化ラインを利用するうえで最低限の事故で済むように微調整をしたつもりです。
2.それぞれのカードにおける採用理由
グッズ・・・
・トレーナーズポスト・・・・・
この手のデッキでは、必ず準備段階において必要なカードが存在します。
「ソウルリンク」という存在はM進化を媒体とするデッキにはほぼ採用せざるを得なくなり
同時に事故要員になり得る可能性も秘めているカードです。
必要な場面でしかなるべく引きたくないカードなので言わば都合の良い引き方が望ましいです。
もちろんそんな理想的なドローはなかなかできません。
そこでうまくシナジーを噛ませるためにもこのカードの重要性は高いと感じます。
ポケモンカードにおいて、絶望的に厳しいサポートカードが引けない場合にも対処でき
事故率の軽減という大きな仕事を果たしてくれるかと思います。
そこまでの評価をしておきながら、枚数は控え目の2枚になっています。
これはこのカードでめくった4枚の中になるだけ「トレーナーズポスト」が埋め込まれないようにするためです。
当然ですが「トレーナーズポスト」で「トレーナーズポスト」を回収することはできません。
問題として4枚の中に拾えるカードが1枚も存在しないことがあまりにも無駄打ちと
なるので被りを抑えることを意識の2枚となっています。
・メガターボ・・・・・
最も手っ取り早くエネルギー加速を行うことができます。
「チェンジダメージ」を保険の意味も込めて早い段階で使用可能にしておきたいのが本音です。
「バトルコンプレッサー」を使ってまでこのカードを使うことはほとんどありません。
あくまで、自然な流れのなかで使用することができればベストです。
「ハイパーボール」や「プラターヌ博士」を使いやむを得ずトラッシュしてしまった場合も再利用することが可能になります。
MミュウツーEXが使う「サイキックインフィニティ」の打点上昇に役立つ点も見逃せません。
無色エネルギー2つで使用できるワザなので手張りとメガターボを使用することで
1ターンでワザを使えるまで成長させることも加速という大きな仕事を果たしています。
サポート
・オカルトマニア・・・・・
ダストダスという存在がいるのにも関わらず採用したのは、ダストダスがきちんと役割を果たすことができる試合がそこまで多くないい判断したからです。
事実、現在多くのデッキは「ダストダス」という存在を意識し「びっくりメガホン」などのメタカードが多く採用されています。
ダストダスの特性ロックやラフレシアのグッズロックは意識を向けられると途端に勢いが収束されてしまいます。
これは当然のことで同時にうまく機能した場合の作用を表していると同様の意だと思います。
そこで安定した活躍を見せてくれるこのカードの採用を決めました。
環境と呼ばれているデッキは特性を有効に使ってくることが特徴です。
「ボルケニオン」を筆頭に「ジュナイパーGX」が良い例でしょうか。
これらを背負ってくれる信頼感の熱いカードとして「ダストダス」を採用していても外せない1枚と採用しています。
・ゴジカ・・・・・
このカードの採用に当たって「ポケモンセンターのおねえさん」ととても迷いました。
どちらを採用したところでどちらも裏目が存在します。
強い使い方としては、「チェンジダメージ」で相手のポケモンと入れ替えて
ミュウツーEXを軽傷に、相手のポケモンに致命傷を与えることが成功したときに
ミュウツーの体力を回復させる動きが非常に強力です。
相手の算段を崩す羽目になるのはもちろん、ベンチから元気なポケモンが登場してくるので
相手の不意を突く動きが可能になります。
ゴジカにする大きな問題としては毎回ベンチポケモンが育っている補償はありません。
場合によっては何もできないままターンを終了してしまうこともやむなくあるやもしれず
それは非常においしくない動きとなりますし、「ゴジカ」を使用しない選択も生まれかねません。
そうなってくると腐った1枚となってしまうので考えものです。
正直、このカードか「ポケモンセンターのおねえさん」かはフィーリングな部分があるでしょうし
個人の自由によるところが大きそうです。
ですがはっきりと言えるのは回復のためのカードは入っていれば便利です。
3.各デッキとの有利不利と立ち回り
先述した通りコントロールを取ることに長けている分、試合がどうしても長引いたり難しくなることが多いです。
すこしのミスが命取りになるかもしれないのでどんなデッキだとしても集中し続けなければならないかと思います。
・レックウザ(白レック)
一撃で倒されることを大の苦手とするなか、「早さ」も兼ね備えたこのデッキは非常に厳しい戦いになります。
いかに相手の猛攻を凌ぐかにかかり、凌げなければあっさりとやられてしまいます。
相手が事故を起こして、シェイミEXが絡むより前に「ダストダス」が成立すれば可能性はありますが
そんなことはまずありません。スピード勝負で追いつこうと考えるのが浅はかなレベルです。
明確なワンチャンスとしては全力で「パラレルシティ」を引きにいきましょう。
もちろんレック側にも「パラレルシティ」に対しての解答は存在するので時間稼ぎになれば十分です。
追いつくことができないなら相手を遅くするプレイを考えていきましょう。
チャンピオンズリーグでも多く使用されることの予想できるこのデッキを無視することはできません。
相性的には、相手の構築にもよりますが5:5から4:6でボルケニオンが有利だと感じます。
もともとボルケニオンに対して優位に立てるデッキがあまり存在しないため気にする必要はないかと思います。
一撃できぜつさせられるのを防ぐ役割を果たしている「ダストダス」の存在もあり、優位に立っているとみられがちですが
ボルケニオン側も「ダストダス」の存在を黙認するわけはありません。
あまり「ダストダス」に頼りがちなプレイは取らず、時には重ねて「オカルトマニア」も使用しておくとよいかと思います。
もちろん「ダストダス」の過小評価につながってはいけません。
気を許すと「ボルカニックヒート」で有無を言わせずきぜつを狙ってきます。
前にいるミュウツー関連のカードをうまく守り切ることができれば勝利することもできるでしょう。
・ゲロゲジュナイパー
特性ロックが働く分、多少の有利は取れます。
ボルケニオンと違い「ダストダス」の効果を外されても致命傷になる可能性は低いため時間に余裕が生まれます。
ただ注意しなければいけないことが、「びっくりメガホン」でどうぐをはずされた後、
「ガマゲロゲEX」の「ブルブルパンチ」でグッズロックにはまる場合です。
そうなってしまうと、「ダストダス」が紙切れ同然となってしまい相手にペースを掴まれかねません。
「ガマゲロゲEX」を早い段階で倒してしまうことがカギになってきます。
1ターンのためだけにカードをプレイするのではなく、常に次の番の自分がされて一番嫌な動きを意識しておきましょう。
・Mミュウツーダスト(ミラー)
正直かなり不毛です。
この一言に尽きます。
書く必要があるのか、いささか疑問ではありますがいたってシンプルなワザの打ち合いになりやすいです。
進化をすることの性質上、先に進化をおこなうことができる先行が圧倒的に有利に立てます。
ですが気を付けるポイントは存在します。
W無色エネルギーをむやみに張り続けてしまうと、エネルギーの数だけだけダメージ量が増えていくため
紛れもなく養分となります。「クセロシキ」の標的にもなりかねません。
そのあたりの調整に目を配っているとただ「サイキックインフィニティ」を打ち合う作業と化します。
もちろん「チェンジダメージ」が活躍することも珍しいことではありませんし、ないと言い切ることもありません。
細かいお互いの駆け引きのなかでミスをしなければ攻撃のしあうゲームにおのずとなると思うので、
そこが大事になるかと思います。
4.チャンピオンズリーグに持ち込まなかった理由
まず第一にルールの壁が大きく関係しました。
BO3というルールにおいてデッキばれという行為は自らハンデを背負いにいくようなものです。
2本目以降「ダストダス」が入っているから・・・という動きが絡むだけでもこちらにとって不利な選択が生まれかねません。
また50分という時間で3回ものゲームをこのデッキではこなすことができず、1本落とすだけで敗北につながりかねません。
これは非常に問題と感じその時点で選択からは必然と遠ざかる結果となりました。
更には進化デッキというところも関係します。
一概に進化デッキがダメだというわけではもちろんありません。
ただどうしても進化を必要とするデッキは事故が付き物です。
先述した、1度負けると3本目まで進めないという性質で事故を起こした時点で終わってしまう可能性がある
というだけで安定性に欠けたものは持ち込まないことにしました。
デッキパワーの話をするならば申し分ないと思います。当日、このデッキが勝ち残ることも充分考えられるでしょう。
その日の当たり方によっては・・・と言われかねない中で、コントロール寄りの戦い方を取る分
ある程度の戦績を見込むことは大きな強みとなります。
ですがチャンピオンズリーグでは勢いが伴うことが条件かとも思っています。
その勢いを止めきることができないことも考慮し今回は持ち込むことをしませんでした。
5.総括
「Mミュウツーダストダス」デッキに注目して書いていきました。
このデッキでチャンピオンズリーグに出ようと思っていたのである程度の考察はしていったつもりでしたが
ルール変更などにより、残念ながらチェンジをすることになりました。
このデッキ自体、原案から非常に完成度が高く煮詰められているので完成されている感を否むことができません。
ですが、環境により姿かたちを変えてまた新たなパートナーを採用することも考えられます。
そういったデッキがチャンピオンズリーグでは活躍するかもしれません。
そういったデッキの昇華を非常に楽しみにしたいと思います。
6.最後に
さて、連日記事を見てくれた方もいらっしゃるでしょうからそういった方にまずお礼を申し上げたいと思います。
ほんとうにありがとうございます。
この記事をみて「ぴかちょこにっき」をお知りになった方もよろしければ、色んな記事を見てくださるとうれしいです。
たくさんのデッキが活躍することが期待されるこの環境でなかなかレシピが公開されることが少ないことは少し寂しさを感じます。
またそういったレシピを知りたいという方も多くいらっしゃると思います。少なくとも私はそう思っています。
これからもこの「ぴかちょこにっき」ではデッキレシピはもちろん先行評価から書いていきますので
これからもたくさんの方に見ていただけるよう頑張っていきますのでよろしくお願いします。
では、またの更新でお会いしましょう!
ぴかちょこ